永遠の愛を誓い合った夫。
子供達の将来を語り合った楽しい時間。
いつまでも続くと疑いもしなかった幸せな日々・・・。
でも・・・
ある日、夫がかえらぬ人になった時、突如としてシングルマザーになったあなた。
そんなとき、夫との死別後すぐに訪れた再婚の機会をどう考えますか?
シングルマザーとして生きて行かなければならないあなたには、数々の問題が降りかかる事でしょう。
そんなあなたのお悩みに寄り添う為に、夫との死別後に再婚アリ・ナシを真剣に考えてみました。
Wordpressのfunctions.phpを編集する前は、編集前に必ずバックアップを取って保存してください。もし編集後、エラーが出るようでしたら、バックアップファイルを元に復元してください。
「死別」から「再婚」にかかる時間
あなたに夫との死別後、思いもよらない再婚の話が訪れたとします。
一体、再婚までにどのくらいの時間を要するのでしょう。
気持ちの整理・子供の想い・親族の意見等々、あなたの心情や周囲への気遣いに要する時間
は、計り知れない程大きいと思います。
なので、ここでは物理的(法的)に要する時間をまとめてみました。
再婚禁止期間の適用
夫との死別により、あなたとの婚姻関係は終了しています。
ですが女性は100日間経たなければ再婚できません。この期間を再婚禁止期間といいます。
民法第733条では、女性の妊娠から出産までの期間を元に「離婚してから300日以内に生まれた
場合は元夫の子供」「再婚してから200日以降に生まれた場合は現夫の子供」としています。
死別した夫との子供か再婚相手との子供かを証明する為に定められているのです。
再婚禁止期間の適用外
逆に死別時に妊娠していないことが証明できればすぐにでも再婚できます。
又、再婚するまでに出産していた場合も、再婚後に妊娠する子供は死別した夫の子供でない事が
明らかですので、再婚禁止期間は適用されません。
改定後の民法733条では
・女が前婚の解消又は取消しの時に懐胎していなかった場合
・女が前婚の解消又は取消しの後に出産した場合
この2ケースは再婚禁止期間の適用をしないと定めてられているのです。
死別後のスピード再婚はアリ?
夫との死別後のスピード再婚は、まさにそんな状況にあると言えます。
「アリ」という人もいれば、「ナシ」という人もいます。
では、スピード再婚「アリ」を決意した場合に考えたほうがよいことを説明します。
子供達のこと
死別した夫がどうしようもないDV男でない限り、子供達にとってお父さんはかけがえのない
存在です。
お父さんとの死別は子供達にとっても深い悲しみと大きなショックです。
そんな大好きなお父さん以外の男性とお母さんが結婚する事、見知らぬ人が突然自分たちの
「父親を語る」事に子供たちの心は深く傷つく可能性があり十分注意が必要です。
死別した夫の親族のこと
たとえあなたのスピード再婚に切実な事情、死別した夫の愛情があっても、義両親はじめ義親族は
大切な息子との思い出などから寂しさなどの複雑な感情を持つ可能性があります。
周囲からの好奇の眼差し
「夫との死別後のスピード再婚」は周囲から関心を持たれる可能性があります。
実際とはまるで違う作り話が噂となり広まるかもしれませんので、気にしない強さを持つことも必要です。
死別後のスピード再婚 その理由
死別後にすぐ再婚したいと思う理由をまとめました。
「死別」がもたらす苦しみが大きいから
「死別」は大きな悲しみや絶望を与えます。
もし、その「死別」の悲しみや絶望を自分一人で受け止め乗り越えて行くのならば、泣きながら
すっかり弱くなってしまった心が壊れてしまわぬよう、時が解決してくれるのを待てばよいのかも
しれません。
しかし同時に「死別」は底知れぬ不安とストレスを与えるため、再婚により逃げたいと思ってしまうのも仕方がないでしょう。
1人で頑張るのが辛いから
死別して子供がいれば尚更、経済的にも精神的にもひとりで背負うものが大きくなります。
そんな時に手を差し延べてくれる信頼できる人物がいてくれたなら、頼りたいと思うのも当然ではないでしょうか。
死別後の再婚は自分と大切な子供達を守る重要な選択のひとつです。
死別後すぐに再婚するにはどうすればよいか
子供達の気持ちも大切に
子供達にとって「新しいお父さん」と「亡くなったお父さん」は同じではありません。
再婚相手の方は、子供達の幸せを願いながらお亡くなりになったお父さんが、この先
子供達の為にしてあげたかった叶わぬ夢を引き継いでくれる、お父さんの味方です。
そんなお父さんの味方と一緒に幸せになり、お父さんの願いを叶えると約束をしてあげてください。
幸せな生活を送る中で、子供達は「もう一人のお父さん」に心を開いて行くのです。
幸せになると決意する
離婚とは異なり、話し合いも今後の計画もなく突然やってくる「夫との死別」。
深い悲しみの中、覚悟も予測もなく突然訪れる「シングルマザーの道」。
たったひとりで頼る人もなく、身を粉にして子育てをするお母さんがいます。
そんな頑張っている姿はとても美しく尊いものです。
その一方で、たまたま手を差し延べてくれる新しいパートナーが現れたら・・・。
誰かに頼る事が「悪」で、誰にも頼らずにひとりで頑張る事だけが「善」ではありません。
人にはそれぞれの生き方があり、それぞれの幸せがあります。
正しいことは一生懸命生きる事、幸せになる為と決意して前を向いて進みましょう。
コメント